中城建設 株式会社

創業は1946年。戦後、焼け野原になった仙台に住宅や店舗を建て、地域の復興に尽力した当時から、「まちづくり企業」として仙台・宮城に根差してきた『中城建設』。3代目の結城創社長は、自社の使命であるまちづくりに「ワクワク」をプラスし、社会貢献につながる事業を展開する。「世の中が豊かになり、欲しいものがすぐ手に入る現代。便利になった一方で、東北には解決すべき課題が多くあります。建設会社は建築というハード面は得意ですが、建物がいくら立派でも、暮らす人が豊かでなければ意味がありません。ソフト面を含め地域の課題を解決し、それを資産に変えることが地元企業としての目標です」（結城社長）。
同社が掲げるビジョンは、すでに形となり、地域で大いに活躍している。企業主導型保育園『のいえ保育園』、物件オーナーや高齢者、施設運営事業者の三方良しを叶える高齢者住宅『さんりょう』、循環型社会の実現に向けた農福連携事業「まちワクプロジェクト」などは、各分野からの注目度も高い。

同社には、約80年の歴史で培った多くの知的資産があり、それが最大の強みである。数々の受賞歴でも証明されている技術力の高さや、長きにわたる協力企業との厚い信頼関係、地域との強固なつながりなどがそれだ。特に、高品質の建物づくりに欠かせない協力会社や職人に対しては、毎年行われる同社のバーベキューに家族同伴で招待し、会社の垣根を越えて交流するなど、現場以外でもチームワークを磨きながら、さらなる品質の向上に努めている。
人を大切にする同社は、福利厚生も社員ファーストだ。運営に携わる『のいえ保育園』は、子育て世代の社員が仕事に集中できるよう、社員の子どもが優先的に入園できる仕組みに。また、工期間際や企画書の締め切り前など、最後のがんばりどきを応援する「もうひと踏ん張り手当」や、上司が部下の相談に乗るなど、1対1で成長のサポートを行ったときに支給される「1on1手当」といったユニークな手当もある。さらに、昼食代の補助としてコンビニやチェーンの飲食店などで利用できる福利厚生用食事カード「チケットレストラン」を導入しており、〝第3の賃上げ〞にも積極的だ。
「福利厚生は、私自身が〝あったらいいな〞と思うものを導入しています。それは新事業も同じ。ただし、新事業に関しては、勢いで進めるのではなく、徹底的にリサーチをし、各分野のエキスパートに学んだ上で始動しています」と結城社長。「〝いいな〞を〝いいね〞に」は同社の合言葉でもある。

建設業界といえば、上下関係が厳しく、休みが少ないイメージを持つ人も少なくないが、『中城建設』は週休2日制で年間休日は120日（2025年の場合）。社内には、個人の意見が言いやすい風通しのよさもある。2022年にリノベーションした本社ビルは、社員の要望をふんだんに取り入れて設計され、機能的でコミュニケーションを取りやすい空間に生まれ変わった。オンラインブースの新設やIT・DXの積極的な活用は、時代に合わせて柔軟に対応する同社を象徴するもの。また、建設会社では珍しくTiktokなどSNSの発信にも力を入れており、社員が自ら「ワクワク」を創出するなど、チャレンジを楽しむ風土が根付いている。

今回は、建設現場の監督を務める施工管理職の人材を募集している。計画通りに建設を完了させるために、現場の安全管理や品質管理を行う責任重大な仕事だが、その分、達成感ややりがいは大きい。同社の施工実績は、学校、市営住宅、市民センターなどの官庁工事や、レストラン、福祉施設といった民間工事など多岐にわたる。自分が生まれ育ったまち、暮らしているまちに、施工管理技士として関わることができるのは、大きな誇りになるだろう。
同社では、個人の成果を確実に評価し、給与に反映する仕組みを構築している。具体的には、3カ月単位で個人の目標を掲げ、それが達成できているかを一年に2度査定。それによって、年2回、昇給のチャンスがある。上司が目標達成に向けてサポートしてくれるため、段階を踏みつつ確実に成長できる点もポイントだ。がんばりを給料として見える化することで、日々のモチベーションも上がる。
建物が好きな人、仙台・宮城を愛する人、地域にワクワクを生み出したい人。そんな人たちが活躍できる場所が『中城建設』にある。