白石ポリテックス工業 株式会社

宮城県蔵王町に、誰もが知る世界的ブランドにも採用されているプリーツのエキスパート企業があるのをご存知じだろうか。その名は『白石ポリテックス工業』。1969（昭和44）年の創業以来、「プリーツで世界中の人々に感動を届けます」を経営理念に、プリーツ加工技術を武器に質の高い製品を発信し続けている。
プリーツとは婦人服によく見られる技術で、布をひだ状に加工したもの。体に布を沿わせ動きやすくしたり、装飾を目的につけられたりする。同社が作り上げるプリーツは、メーカーの求める複雑かつ多岐にわたるデザインにも対応が可能で、国内外から高い評価を得てきた。時代や流行の変化にしなやかに対応しながら製品開発と技術力向上に努め、常に新しい挑戦をし続ける姿勢もまた、同社の企業価値を高めている。縫製も含めた婦人服の一貫製造をよりいっそう強化するため、2025年6月には第1工場に隣接した敷地に第2工場を増設し、縫製課を移動。顧客の多岐にわたるニーズに沿える体制をさらに整えた。

社員のスキルアップを後押ししている同社。意欲があれば、若手でも活躍の場が与えられるのもうれしい。資格取得も全面的にバックアップしており、各種資格取得のための試験費用やテキスト代を負担するなど、モチベーションを高く保って仕事に打ち込める環境が整っている。そのため、工場内は活気いっぱい。新しいアイデアを取り入れる柔軟な風土も根付いており、それが会社として成長を続ける礎となっている。
健康増進への取り組みも推進しており、新設した第２工場には、マッサージチェア、血圧計、体重計などを常設したヘルスマネジメントルームを設置。
さらに福利厚生の一環として、栄養バランスを考えたサラダやご飯が安価に利用できる社食提供をスタートさせた。直近では、ラジオ体操の積極的実践が評価され、かんぽ生命より宮城県表彰を受けている。

同社の従業員は年齢層が幅広く、現在は10～60代までが在籍。若年層の雇用管理にも注力し、「ユースエール」の認定も取得してい
る。また、約8割を女性従業員が占めることから、女性活躍推進法や次世代育成支援対策推進法に基づき、女性が働きやすい環境づくりに力を入れている点も強みだ。子育てサポート企業の証である「くるみん」の認定も受けるなど、特に子育て支援は手厚く、産休･育休制度も完備。両立支援コーディネーターの研修を受けた社員の支援もあり、育休後の女性従業員の職場復職率は100％に達している。長く働きたい人にとって心強い限りだろう。
地元に密着し、社員が働きやすい環境を整えながら、プリーツ加工において日本一を目指す『白石ポリテックス工業』。ファッションやおしゃれが好きな人、ものづくりが得意な人、プリーツ加工に興味が湧いた人は、ぜひコンタクトを取ってみよう。