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株式会社東北イノアック

「メイド・イン・東北」の製品を日本へ、そして世界へ!

世界14カ国に展開するイノアックグループの一員として活躍する『東北イノアック』の社員たち。
❶若手社員の柔軟な発想力が、東北イノアックの製品開発に活かされている。
❷小牛田、若柳、北上工場に続く第4の生産拠点として2019年2月に竣工した築館工場。
❸時代のニーズに呼応したプライベートブランドも多数製造している。
❹大崎市古川の直営店『カラーフォームSLEEPMODE古川』。「メイド・イン・東北」の『横綱マットレス』などを販売

数字で見る東北イノアック

材料・製品の開発製造を担う化学系モノづくりメーカー

日本で初めてウレタンフォームの生産に成功し、ウレタン業界を牽引してきたイノアックグループ。企業理念「一本の大きな木を育てるより、多くの個性ある木を育て、美しい森をつくる。」を体現し、ウレタン、ゴム、プラスチック、複合素材という4つの材料(=苗)をもとに多くの事業(=木)を育て、多様な製品とサービスを展開している。
なかでも東北の生産拠点である『東北イノアック』は4つの材料をすべて扱い、自動車関連部品から電子機器部品、高性能断熱材など、時流に合わせて多様な製品を製造してきた。OEMなど取引先の要望に応じた高品質なモノづくりが得意な同社だが、2016年からはその高い技術力を活かし、リビング製品の分野で自社ブランド製品の企画開発に注力。長年培ってきたウレタン発泡技術に着目し、企画から製造、販売まで手がける「メイド・イン・東北」のマットレスなどを世に送り出している。地域発のブランドをより一層浸透させるべく、2024年からは自社ブランド製品にブランドロゴマークを付けて販売する予定だ。

「メイド・イン・東北」の自社ブランド製品

同社が企画開発から製造、販売まで手がける「メイド・イン・東北」の製品は、BtoC事業として主に一般消費者に向けて提供されている。2016年に発売した『体圧分散マットレス』や、2020年発売の『横綱マットレス』などがその一例だ。
一流寝具メーカーに製品を提供してきた高い技術力。マットレスや座椅子などを包むカバーの縫製などは東北の協力企業との協業。さらに、国内外に拠点を持つグループのスケールメリットを活かして得た情報を、地域のニーズに密着した製品づくりに落とし込む企画開発力。これらが一体となり、唯一無二の製品が創り上げられる。「東北イノアックでは、自らブランドを立ち上げて製品を開発・発信しています。イノアックコーポレーションという親会社を持ちながら、このように独自路線を貫く企業はそう多くありません。今後は製品に使うウレタンフォームの材料開発にも力を入れ、環境負荷を軽減するサステナブルな製品づくりも視野に入れていきたいです」と話す営業部の小松洋一マネージャー。優位性と将来性を兼ね備えた同社の製品は、東北をベースに日本各地、さらに世界へと販路拡大の道を歩もうとしている。

世界に誇る技術力で多様な製品を製造

一方で、会社設立当初から基幹事業に据えられるBtoB事業も躍進を続けている。さまざまな原料を配合して多様な特性を持たせた材料を生み出し、自動車、IT、住宅建材、インフラ、生活用品、寝具など幅広い分野に関わる製品づくりを展開。その取り扱い製品数は約5000種と膨大だ。
主力となるウレタンフォームの中でも、優れた断熱性能に加え国土交通省より不燃材料の認定を受けた高性能断熱材「サーマックス」は、全国の生産拠点の中でも同社だけが製造する。その生産体制を強化するために、2019年2月に「サーマックス」製造専用の築館工場が竣工、2022年1月にウレタン加工場が増設されるなど、自社ブランド製品とともに「メイド・イン・東北」の逸品を東北から全国に展開する体制を整えている。

若手社員の気概と発想力が会社を発展させる推進力に

❶生活を支えるイノアックの製品は、若手社員が誇りを持ってその生産を支えている。
❷小牛田、若柳、北上、築館の各工場では、次代を担う若手社員が第一線で活躍している。
❸北上工場の展示スペースには、車に使われているイノアック部品を展示している。
❹日本全国、世界への展開も視野に入れた自社ブランド製品に付けられる「メイド・イン・東北」ロゴ。

充実した福利厚生と働きやすい職場環境

こうした事業に社員がしっかり能力を発揮できるよう、同社は社員の福利厚生の充実を図っている。育児や介護などライフステージの変化に対応しながら働くこともでき、過去10年間の産休育休取得後の復職率100%などの実績も誇る。その背景には、働きやすい職場環境づくりに大きな役割を果たす労働組合の存在がある。組合と会社は毎月話し合いを行い、総労働時間の短縮や有給休暇の消化率向上など、社員の意見や課題を吸い上げながら風通しのよい職場づくりを実践している。
同社が大切にしているのは「やってみよう」というチャレンジ精神。一人ひとりが考えて行動し、カタチにできる環境が整っている。グローバルに活躍するチャンスもある。社員のスキルアップのための支援体制も万全だ。こうした企業風土は、若手社員にとっておおいに成長の糧となる。ゼロから生み出すモノづくりの醍醐味を味わいながら、誇りを持って自らの仕事に取り組めるはずだ。
❺仕事中と休憩時間のメリハリをつけて働くことも大切な安全管理の一つだ。
❻ボウリング大会やスポンサーを務める楽天イーグルスの試合観戦等で交流を図る。
❼東北工業大学との産学連携プロジェクトで、学生と新製品の開発に取り組む。
先輩インタビュー
この会社に入社して一番やりがいを感じたことは?

若手にも仕事が任せられてスキルアップできるところ!

リビング用品の開発やイベントの企画運営に携わっています。現在クッションの新製品を開発中で、先輩に教わりながらマーケティングから企画、商品設計、試作まで進めました。当社は多様な材料を扱っているので、今後も幅広い分野のモノづくりに取り組めると考えるとすごく楽しみです。
髙橋 駿さんの1日
開発技術職のある日のお仕事をチラッと拝見

現在クッションの新製品を開発している髙橋さん。最近は試作品の製作業務を行うことが多く、午前中に試作品のデータを作成し、午後にデータに基づく加工を行います。

会社情報&採用データ

設立
1964年4月
代表
髙橋 裕司
資本金
5,000万円
従業員数
277人(男220人・女57人)
住所
〒987-0005 宮城県遠田郡美里町北浦字二又下28
TEL
050-3145-5836
FAX
0229-34-2303
初任給
大卒217,700円~、高専卒193,000円~、高卒171,600円~
福利厚生
社会保険等完備、財形貯蓄制度、クラブ活動、公的資格取得援助制度、育児休業制度、介護休業制度、看護休業制度、他
休日休暇
週休2日制(土・日曜)、年次有給休暇、年末年始、ゴールデンウィーク、夏期休暇、特別休暇(結婚休暇ほか)
採用担当者連絡先
050-3135-9416(管理部総務課 佐々木)
noriyuki.sasaki@inoac.co.jp
募集職種
営業職
製造技能職
開発職
設計・技術職

インターンシップ受け入れ/あり