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岩機ダイカスト工業株式会社

信頼に応える確かな技術と高い品質で社会の発展に貢献

スタッフの平均年齢は40.2歳。年齢を問わず働きやすい環境を整えている。
❶出荷前の製品に傷がないか、湯回り不良がないかを行う検査工程。
❷鋳造工程で使用する金型の製作やメンテナンスの作業を行う金型工程。
❸サイズに合わせて内径を削る細かい作業をしていく加工工程。
❹「本社・本社工場」ではダイカスト金型の設計・製作、ダイカストの製品・製造及び出荷を行っている。
❺月2回発行の社内報。2023年11月末には創刊100号を迎える。
❻役員席、総務課、営業開発課が並ぶ本社事務所。約20人が働いている。
❼車載部品として取り付けられるダイカスト製品。

国内外5カ所の生産拠点で右肩上がりの成長を続ける

1968年に『岩機ダイカスト工業所』として操業開始。翌1969年の会社設立以来、確固たる足跡を刻んでいるのが『岩機ダイカスト工業』だ。事業の両輪を担うのは、ダイカストとMIM(Metal
Injection Molding、金属粉末射出成形法)。ダイカストとは、アルミニウムや亜鉛といった溶融金属を精密な金型に圧注することにより、高精度な鋳物をハイサイクルで大量に生産する鋳造方式のこと。他の鋳物と比べて寸法精度が高く、強度に優れ、鋳肌が滑らかで美しいという特徴があり、機械加工も少なくてすむというメリットを持つ。MIMは、同社が培ってきた金型技術と成形技術、粉末冶金技術を集約させたテクノロジーで、従来の加工法では困難とされる、コンパクトな三次元複雑形状部品を高精度・高密度で大量生産することができる。特にMIMは画期的な金属成形システムとして業界内で高い評価を得ているという。
ダイカストは用途により素材や手法が異なるため、アルミダイカストを行う本社工場、坂元工場、アメリカ・アリゾナ州ツーソンにあるTPP(TucsonProducts)のほか、亜鉛ダイカストを手がける埼玉工場、MIMを生産する小平工場と国内外に5カ所の生産拠点を展開。大手自動車メーカーをはじめ、グローバルな市場で取引を行い、右肩上がりの成長を続けている。また、2017年12月には経済産業省から「地域未来牽引企業」に選出されており、地域の経済を担う企業としても注目を集めている。2024年秋には小平工場の新棟のオープンを控えており、さらなる飛躍が期待されている。

社内一貫体制を確立し質の高い製品を産出

同社最大の強みが社内一貫体制。ダイカスト製品を製造する場合、クライアントからの要望を受け、金型設計、金型製造、量産というプロセスを踏んでいく。同社の場合は、クライアントのニーズに応えることはもちろん、その上で高品質・低コストを実現するために最新技術を駆使して、形状提案も行っている。また、オートメーション化、省エネ化を追求すると同時に環境にも配慮した生産ラインを構築するなど、独自のノウハウを活かすことで、常に時代の最先端の水準を保持している。さらに、鋳造以降の工程において、熱処理、製品加工、含浸、気密テストなどを内製化することによりQCD(Quality品質、Costコスト、Delivery納期)の向上を実現。品質保証に関しても、三次元測定機・X線・ガス量分析装置などを用いることでダイカスト製品の寸法や部品の保証を行っている。また、MIMにおいても、設計段階からMIMに適した形状を提案することで低コストな生産を可能にしている。徹底した社内一貫体制により生み出されるのは、ダイカストではスタビライザーコンロッド、車載ステレオカメラ部品、エアコンのコンプレッサー部品といった車載部品を筆頭に、各種モーター部品などの産業機械部品、消火器部品などの汎用機械部品、複合機用部品といった事務機部品、MIMでは歯列の矯正に用いる部品や外科手術に使用する部品といった医療に関する高品質な製品の数々。同社だからこそできる丁寧な対応も、さまざまな業種のクライアントから高い支持を集めている理由の一つと言えるだろう。

豊富な経験と高い技術を備える匠たちが躍動する職場

❶新卒の場合、座学中心の研修(約3週間)の後、各部署を回る。
❷❸❹コロナが流行する前までは1泊2日の社員旅行を行っていたが、コロナ明け初となる2023年は、「秋保」「松島」「山形」の3方面にバスでの日帰り旅行を実施。各方面とも50名前後の社員が参加し、それぞれに楽しい時間を過ごした。

働きやすい職場環境を実現。多彩な社内行事も

新卒入社の場合、3週間ほどの研修後、6カ月程かけて各部署を回り、配属される。「ダイカストの基本は鋳造作業にあります。まずは一通り鋳造作業を研修した後、設計や金型など、本人の希望も勘案しながら配属先が決まります」(総務課、今藤智子課長代理)。社内は質問や意見を言いやすい雰囲気。営業開発、金型設計、金型製作、鋳造、工務、品質保証などの部署をはじめ各部門にスキルが高い社員が揃っているので、分からないことがあっても丁寧に教えてもらうことができる。ダイカスト技能士といった国家資格取得を目的とした勉強会開催や取得者には資格手当を支給するなど、キャリアアップ支援も手厚い。年齢や性別を問わず働きやすい環境づくりにも力を入れ、産休・育休を取得した女性社員のほとんどが復職を果たしている。2023年9月からは、さらなる作業生産性向上を目指した研修もスタート。さらに、春の球技大会や秋の運動会、社員旅行などの行事、活動費を会社が支援する野球、サッカー、ゴルフ、釣りの部活動があり、社員同士のコミュニケーションを深める場がさまざまな形で用意されている。誕生日を迎えた人が取得できる2日間の誕生日休暇とお祝い金支給といったうれしい制度もあり、従業員から好評を得ているという。
❺毎月2回開かれる誕生会。プレゼントとして社長からお祝い金が。
❻新卒の男性社員が半年間過ごす独身寮。朝晩の食事がついている。
❼今年9月に発足した「作業生産性向上研修」。業務改善に取り組んでいく。
先輩インタビュー
この会社に入社して一番やりがいを感じたことは?

不備や不調の原因を究明し良品を作ることです

製品に不良がないかをチェックしたり、ダイカストを作る機械に不備や不調があったらトラブルシューティングに当たるなど、問題がある場合の原因究明が仕事です。ダイカスト製品は様々な要因が一致してできる繊細な製品なので、良品が作れたときにはやりがいを感じます。
先輩インタビュー
この会社に入社して一番やりがいを感じたことは?

自分が製作に携わった部品を搭載した車を見ることです

同期はもちろん、先輩方もすごく話しやすいので、職場の雰囲気はとてもいいと感じています。今は自動車の部品づくりに携わっていますが、これからは、さらに業務の質を高められるように「ダイカスト技能士」と「毒物劇物取扱責任者」の国家資格を取得したいと考えています。

会社情報&採用データ

設立
1969年
代表
齋藤 明彦
資本金
2億円
従業員数
302人(男210人/女92人)
住所
〒989-2204 宮城県亘理郡山元町鷲足字山崎51-2
TEL
0223-37-3322
FAX
0223-37-3720
初任給
大卒200,000円、
高卒155,000~165,000円
福利厚生
住宅手当:独身寮(男性のみ)、誕生日祝い金・誕生日休暇、財形貯蓄
休日休暇
自社カレンダーによる(2023年度 土日休み)
採用担当者連絡先
0223-37-3322(総務課 今藤)
soumu3@iwakidc.co.jp
募集職種
製造技術
(鋳造、生産技術など)
製造アシスタント
(検査、事務など)
一般事務(総務)
経理

インターンシップ受け入れ/あり